ドラムコーに行きたい!!

DCIを夢見る高校生のためのブログ

渡米に必要なこと2【クレジットカード中編】

こんにちは、タヒです。

 

つい先日、北海道胆振地方にて震度7地震が発生しましたね。「平成30年北海道胆振地方東部地震」と名付けられたそうです。

 

死者は40名にのぼり、1週間経った今でも厚真などでは断水状態にあるようです。

 

少しでも早い復旧をお祈りしています。

 

 

 

さて、クレジットカードの必要性などをご紹介した前回に引き続き、今回は

『どうやってカードを選べばいいのか』

『どうやったらカードが手に入るのか』

というお話をしていきます。

 

 

 

 目次

  • クレジットカードの必要性
  • クレジットカードの仕組み
  • クレジットカードを使う利点
  • クレジットカードの危険性
  • クレジットカードの国際ブランド
  • クレジットカードの種類
  • 付帯保険とは
  • おすすめのクレジットカード
  • デビットカードという選択

 

 

 

 

クレジットカードの国際ブランド

 

 

クレジット払いするためには、現金支払いとは違い、カードを機械に通した決済が必要になります。

 

この決済機能を貸し出している会社が、ここでいう国際ブランドとなります。クレカの右下に書いてあるロゴですね。

 

国際ブランドには、アメリカの「アメリカン・エキスプレス」や、中国の「銀聯」のように世界中に主に7つ存在しますが、日本で取り扱われるのは主に3種類と思ってください。

 

それが、VISAMasterCardJCBです。

皆さんがこれから発行するのも、この中のいずれかになると思います。

 

 

なにが違うのか

 

ここ大切ですね!最初に結論を出してしまうと、選ぶのは

VISAかMasterCardのどちらかがよい

と考えます。

その理由ですが、まず先に何故JCBは選ばれないか、ということから説明しましょう。

 

 

JCBは日本発祥の国際ブランド

 

名前からなんとなく分かると思いますが、JCBは日本のクレカ会社です。

日本企業ということからか、取扱い店舗も国内では最も多く、さらに海外の国際ブランドであるVISAやMasterCardよりもポイント還元率が高いというメリットがあります。

 

 

 

ではなぜ選ばれないか?それは海外で支払い出来る地域が、他2つと比べて少ないからなんですね。

 

そもそもクレジット払い出来るのは、その国際ブランドの加盟店だけです。JCBに加盟していないお店ではJCBは使えないことになります。

 

国内シェアは高いJCBも、国外だとシェアの低い、使いにくいカードとなってしまうのです。大きなデパートなら大丈夫でも、小さな飲食店などでは支払いが難しくなるでしょう。

アメリカン・エキスプレスや銀聯なども、JCBと同じ理由から選ぶべきではないと思います。

 

 

 

一方でVISAやMasterCardは、世界シェア1位と2位を争う2大国際ブランドですので、世界中ほぼどこでも使えます

ちなみにこの国際2大ブランド、両社ともスペックはほぼ同じですので、どちらでも構いません。好きな方を選びましょう。

 

 

JCBは国内で使うには全く見劣りしませんが(むしろおすすめします)、今回はDCIを目指す方々へ想定しており、海外利用前提で選んだためおすすめできませんでした。

 

このような理由から、選ぶのはVISAかMasterCardの二択です。

 

 

 

 

クレジットカードの種類

 

じゃあ選べるカードは2つしかないか、というとそれとこれとは関係ないですね笑

それどころか、無数にあります。

 

なぜなら、国際ブランドとは別にカード発行会社が存在するからです。このカード発行会社こそが、クレジット払いの代金を立て替えてくれるのです。

 

そして、カード発行会社ごとに、後述する付帯保険の内容や、ポイントの還元率、特典などが変わってきます。

 

 

 

なにやらごちゃごちゃしてきましたね...笑

いったん例え話で理解を深めましょう!

 

 

皆さんは遊戯王をご存知ですか?忠実に書くなら遊☆戯☆王ですね!!!まぁデュエマでもポケモンでもいいんですけど、ここは遊戯王にしましょう。

 

遊戯王界で最も有名なモンスター、それはやはり「青眼の白龍」でしょう。光属性のレベル8のドラゴン族で攻撃力3000、守備力2500を誇る通常モンスターです。初代のライバル、海馬瀬戸が愛用しました。

 

この「光属性」にあたるのが「国際ブランド」、「ドラゴン族」にあたるのが「カード発行会社」です!

 

同じ光属性でも、戦士族の「E・HERO ネオス」など違うカードがあるように、同じJCBでも、ANAが発行する「ANAカード」、イオンが発行する「イオンカード」、セブンイレブンが発行する「ナナコカード」など実に様々なカードがあります。

 

じゃあカード発行会社って結局何なんだよ!って話ですね。要するに、同じカード発行会社から、違う種類のカードが何枚か発行されているということです。

ANAだけで見ても「ANAワイドカード」「ANAゴールドカード」などが発行されています。

 

 

どうでしょうか。国際ブランドとカード発行会社の違い、わかりましたか?笑

分かるかボケっ!という方は改めてぐぐることをおすすめします笑

 

 

 

付帯保険とは?

細かい説明は省きますが、クレカを持つと、カードごとに様々な保険が特典としてついてきます。これが付帯保険です。

 

 

「海外で事故に遭いケガをした」「見に覚えのない買い物が履歴にあった」のような場合、保険内容によりますが、会社に申請することで保険金が受け取れることがあります。

 

その上限金額や保証内容は、カードごとに決まっています。

海外へ行かれる方は、海外滞在中の保証内容がきちんとしたカードが良いですね。

 

 

 

確実に例え話が長かったですね!次回最終回です!

渡米に必要なこと1【クレジットカード前編】

こんにちは、タヒです。

 

早速ですが、今回僕がご紹介するのは、なんとクレジットカード!!

 

「支払いはカード、一括で」とか言ってみたくないですか??初めて持ったら、大人の階段登ってる感味わえますよ!

 

 

 

え、DCI関係ないだろって?

 

これが関係大ありです。なぜならアメリカは、「クレカがないと出来ないこと」がたくさんあるのですから。

 

 

 

 

 

目次

  • クレジットカードの必要性
  • クレジットカードの仕組み
  • クレジットカードを使う利点
  • クレジットカードの危険性
  • クレジットカードのブランド
  • 付帯保証とは
  • おすすめのクレジットカード
  • デビットカードという選択

 

 

 

クレジットカードの必要性


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アメリカはクレカ先進国ですので、自販機でもクレカが使えます。逆に、クレカでないと払えない状況に多々出くわします。

 

日本は「ほとんどどこでも現金が使えて、場所によってはクレカでも払える」という環境ですよね。アメリカは、ちょうどその逆と考えてもらうと分かりやすいかと思います。

 

DCIを目指す人のほとんどは高校を卒業したばかりですから、クレカを持っているのは極少数でしょう。

 

 

折角の機会ですから、親のクレカを借りるのではなく自分のを作ってしまいましょう!

 

 

必要性を分かってもらったところで、クレカの簡単な解説と、おすすめのクレカをご紹介します。

 

 

 

 

クレジットカードの仕組み


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まず最初にクレジットカードがどういう仕組みで買い物出来るのか、簡単に説明します。

 

クレカの本質は、借金です。

 

例えば私がコンビニでおにぎりをクレジット払いで買うとすると、その場では1円も払うことなくおにぎりが買えます。その時の代金は、クレジット会社がそのコンビニに払ってくれています。

 

こうやってクレジット会社が肩替わりしてくれた代金は、毎月決まった日に銀行口座から引き落とされます。ここで初めて私のお金が減るのです。

 

クレジットに上限額は設定されていますが、引き落としされるごとに更新されるので、上限までいくことは滅多に無いと思います。

 

 

クレジットカードを使う利点 

 


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では次に気になるのが、クレカを持ってどんないいことがあるのか?ですよね。

 

クレカを使う利点は大きく3つあり、

支払いがスムーズになる
ポイントが貯まる
大きな買い物を分割払いできる

が挙げられます。

 

Amazon楽天でなにか購入するにも、コンビニまで行って振り込む手間無くネットで支払いを完了されることが出来ます。

 

単純にコンビニのレジなどでも小銭の煩わしさから解放されますよね。財布開いたときにお金がなかった!なんて時も助かります。

 

 

 

そして、クレカはクレジット払いした金額に応じてポイントが還元されます。カードの種類によりますが、飛行機のマイルやTポイントに交換できるものもありますので、お得感がありますね。

 

 

また、国際航空券などとても高額な支払いをしたとき、分割払いにすることで口座へのダメージを小さくすることも出来ます。

 

 

 

クレジットカードの危険性


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いいところだけ見たら、クレジットカード最強ですよね笑

 

ですが、クレカはかなり危険と隣り合わせだという意識を持っていて欲しいです。

 

例えば、

使った金額が分かりにくい
口座残高を越えた支払いが出来る
紛失したら勝手に使われる危険大!
紛失しなくても勝手に使われる可能性有

こんなことが挙げられます。

 

現金でないので、100円だろうが10,000円だろうが同じように払えます。いくら使っているのか冷静に考えて使わないと、簡単に使いすぎてしまいます。

 

しかも口座残高を超えても払える、というのがとても怖いことで、もしそうなってしまったら即刻、両親に相談してください

 

返済が遅れているのに、クレカ会社からの連絡を無視したなんてことをしたら、冗談じゃなく将来に関わります。今後一切クレカを使えなくなりますし、ローンを組めなくなることも考えられます。

 

極端な話、結婚しても車も家も買えないってことです。それだけ重大なことですから、本当に気をつけてください。

 

 

 

紛失は言わずもがなですね。そのカードの文字や数字を読めば、誰でもいくらでも買い物出来ますから。もし紛失したらすぐにクレカ会社へ連絡しましょう。

 

 

また、紛失しなくてもネットで使用したデータが盗み取られることもあります。特に空港のフリーWi-Fiなどはセキュリティーがゆるいので危険性が高いです。

 

ネットで支払いをするときは、セキュリティーの強い自宅のWi-Fiを使い、スマホのパスワード保存機能なども使わないようにしましょう。

 

 

そしてこれも大事なのですが、カードと一緒に現金もある程度持ち歩きましょう。支払いは全部カードでするからいいや、と思っていても、予想外に現金が必要になるケースはあります。

 

逆に大金を持ち歩くのも危険ですので、100~200ドルくらいをおすすめします。

 

 

思いの外、長くなってしまいました...

次の記事に続きます!

DCIへの行き方!1【全体の流れ】

こんにちは、タヒです。

 

前回までの記事では、DCIについてお話してきました。少しでも興味沸きましたでしょうか?

 

ここからは、DCIへ行きたい!という高校生へ向け、いつなにをどうしたらDCIへ行けるのか、という記事を書いていきます。

 

1.全体の流れ

 


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DCIに行くために必要なものや手続きを、さらっとまとめてみるとこうなります。

 

 

  1. 行きたいチームを決める(8月)
  2. オーディション要項とパケットを取得
  3. 1次オーディションを受ける(11月)
  4. 2次オーディションを受ける(1月)
  5. 合格をもらう
  6. キャンプへ参加する(2~4月)
  7. ムーブインでDCIが始まる(5月)

 

必要なもの

  • クレジットカード
  • パスポート
  • VISA または ESTA
  • スーツケース
  • 海外で使えるスマートフォン
  • エアベッド または 寝袋
  • 飛行機と宿の予約
  • 現金(ドル)

 

 

たくさんありますね!しかもクレカやらパスポートやら、申込みから取得までめんどくさい手続きが必要なものばかり...。VISAだのESTAだの聞いたこともないし、飛行機なんて乗ったことないよ!という人も多いでしょう。

 

その上、オーディションは11月から始まるので、かなり計画的に準備する必要があります。

 

 

次回以降の記事で、実際にオーディションを受ける想定で、順番にまとめていきます。

 

例えば、オーディション要項を取得するには、まずクレカが必要ですので、最初にやるのはクレカの申込みです。

 

なので、次回の記事は「クレカの申込み方 おすすめのカードは?」という内容になるよ、ということです。

 

 

DCIを夢見る高校生が、11月になってからこのブログを発見することのないよう祈っております笑

 

 

 

 

 

DCIって?3

こんにちは、タヒです。

前回に引き続き、DCIについてお話していきます。DCIって?は今回で最終の記事です。

 

 目次

  • DCIってどんな大会?
  • 誰が参加するの?
  • どんなチームがあるの?
  • どんな生活をするの?

 

どんな生活をするの?

DCIは大きく、Spring Training(スプトレ)Tour(ツアー)という2つのシーズンから成り立ちます。ツアーはアメリカ全土を巡りながら各地でショーをする期間で、スプトレはそのショーを作り上げる、言わば準備期間です。各々解説していきますね。

 

 

Spring Training

渡米してすぐ始まるのが、このスプトレです。約1ヶ月行われます。ツアーの前段階ではありますが、DCI経験者は口を揃えてこう言います。「スプトレが一番きつい」と。

 

長時間の練習だけでなく、慣れていない生活環境や、理解不能な異国語に奮闘していかなければならないですから、肉体的にも精神的にも大変な時期なのです。

 

 

 

スプトレの目的は、「所属チームの練習内容や号令の意味を理解すること」「生活サイクルや食事など生活環境に慣れること」「基礎的な能力を向上させること」「ショーを作り上げること」このあたりですね。

 

チームによって練習内容などはかなり違いますが、生活環境は大体似たようなものだそうです。今回はその生活にフォーカスを当てて解説していきますね。

 

先に言っときますけど、ちょっとクレイジーですよ笑

 


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Spring Trainingの生活

スプトレの期間は、各チーム毎年使っている拠点に、数日~数週間滞在します。拠点に選ばれるだけあり、そこそこ快適な環境が多いです。

 

Wi-Fiが付いてるとこも結構あります。

 

ここまでは普通そうに聞こえます。ただ、やはり異常なのは寝床です。何を隠そう、寝る場所はほとんどのチームで体育館です。そこで寝袋やエアベッドを広げ、各々にスペースを確保し寝るのです。

 

体育館に冷房が付いてるので、暑いことは無いと思いますが、むしろしょっちゅう寒いですね。厚手のパーカーや靴下の着用をおすすめします。

 

また、周りの音や光が気になるよ、という人はアイマスクと耳栓が必須級です。僕も毎回付けてました。

 

 

余談ですが、そんな寒い中でもアメリカ人は上裸で寝ます。なんで風邪引かないんでしょうねあいつら。

 


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食事は、ボランティアで来てくれているお手伝いの方々が、オーブンやら水道やらを積んだ料理専用のトラックで作ってくれます。1日4食をここで食べます。

 

...ん?4食??

 

って思った方は正常ですよ笑

 

DCIでは朝、昼、夜以外に練習終了後、もう一度ご飯の時間があります。スナックと呼ばれますが、お菓子ではなく量も内容も普通に食事です。

 

スナックは食べないことも出来ますが、食べないと身体が保ちませんので食べるべきですね。なんてったって、毎日11時間も練習するのですから。

 

 

 

1日の練習はご飯を挟んで、3つのブロックに分けられます。その各ブロックが3~4時間なので、合計は約11時間ですね。

 

朝8時に起きたら、練習が終わるのは夜の11時前。これ書きながら「自分もこんなことしてたのか...」と若干引きました笑

 

 

 

 

この生活を1ヶ月ほど続けるのが、スプトレです。

 

これを聞いた時、僕も流石に思いました。流石に週1は休みの日あるだろ?こんなに長い時間の練習があって、自由時間が全くないなんてそんなことあるか?と。

 

しかし見事に裏切られました。スプトレ期間中、1日たりとも休みはありません。洗濯するために1ブロック練習が無くなったりすることはありましたが、丸一日の休みは皆無でした。

 

 

 

以上をまとめると、1日の流れは以下のようになります。

 

  1. 起床、朝ご飯(AM8時ごろ)
  2. 1ブロック目の練習
  3. 昼ご飯
  4. 2ブロック目の練習
  5. 晩ご飯
  6. 3ブロック目の練習
  7. ストレッチタイム
  8. スナック
  9. シャワー、就寝(PM12時ごろ)

 

見て分かるとおり、自由時間はほぼありません。自主練する時間も、チームによりますがほとんど無いと思われます。これがスプトレの、DCIの生活です。

 

 

 

 

Tour

スプトレ終了後、アメリカ全土を巡るツアー。6月下旬から8月半ばまで続きます。

 

生活自体はスプトレとほぼ同じですが、かなり頻繁に移動するようになります。

 

またショーデイは練習が短くなり、楽器を磨いたり風呂に入ったり、荷物をまとめたりする時間が取られます。

 


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Tourの生活

生活環境はスプトレとほぼ一緒ですが、寝床問題がさらに劣悪になります...。

 

アメリカは広いので、次のショーの会場まで車で5,6時間かかるのはざらにあります。その時間を日中にとるのはもったいないので、ショーが終わった後、夜に移動するのです。

 

つまり、プレイヤーはバスの座席で寝るしかないわけです。これを経験すると、体育館がどれだけ快適だったか痛感しますね笑

 

 

またも余談ですが、バスはめちゃくちゃ冷房が効きます。真冬だと思って準備しないと凍え風邪を引くことでしょうね。そんな中でもアメリカ人は上裸で寝ます。

 

 

 

バスライドが終わり、ハウジングサイトと呼ばれる練習会場に到着した後は、3,4時間ほど改めて体育館で寝られます。この時、既に日が昇っていることもよくあります。

 

その後、いつも通りの練習が始まります。時期によっては4日連続ショーデイ!なんてのも珍しくなく、疲労の蓄積具合はマッハですよ笑

 

 

チームごとに多少の違いはあると思いますが、似たようなものかと思われます。

 

特にスプトレ期間は、身体を壊す人が何人も出ます。チューバやガードが多いですが、全員が意識してストレッチや休息を取る必要があることを覚えておいてください。

 

それでもDCIを目指す方は、是非十分に覚悟してからおいでくださいね!!

DCIって?2

こんにちは、タヒです。

前回に引き続き、DCIとはなんぞやというお話です。

 

 目次

  • DCIってどんな大会?
  • 誰が参加するの?
  • どんなチームがあるの?
  • どんな生活をするの?

 

どんなチームがあるの?

DCIに参加する団体は無数にありますが、ここでは俗に"トップコー"と呼ばれる上位12チームを書き連ねます。

 

  • The Blue Devils
  • The Cadets
  • The Cavaliers
  • Santa Clara Vanguard
  • Phantom Regiment
  • Bluecoats
  • Carolina Crown
  • Boston Crusaders
  • Blue Stars
  • Blue Knights
  • Crossmen
  • Mandarins

 

上から優勝回数の多い順に並んでいます。全てのチームを紹介するのはしんどいので、今回は代表して3チームを紹介します!

 

The Blue Devils

DCI史上最多の優勝回数を誇り、常にトップ3をキープし続ける超実力派集団、それがThe Blue Devilsです。「ブルー」「デビルス」「ブルデビ」なんて呼ばれます。ここに入ることは並大抵のことではなく、ミュージック・ビジュアル両方ともめちゃくちゃ上手い人ばかりです。DCIに行った人の中でも、ブルーに行ったとなれば一目置かれる存在になるのです。

 

選曲はジャズが多く、ドリルは比較的優しいことが多い印象です。ブラスのサウンドはかなり高音寄りの作り方ですね。風の噂では、上手い人しかいないからか、練習がとっても楽だとか...笑

 

ブルーのおすすめ動画はこちら

 

Bluecoats

2つ目に紹介するのは、Bluecoatsです。こちらは「ブルー」に対して「コーツ」と呼ばれます(Blue~というチームが4つもありますが、お互いに関係はありません。名前が似てるだけです笑)。コーツはここ数年で順位を上げてきた、新進気鋭のチームです。テーマに「傾き」「動き回る騒音」を起用するなど、かなり斬新なショーをする印象です。

 

チームとして「オリジナリティの追究」を非常に大切にしているそうで、サウンドやショーの作り方は確かに個性的です。本当にこれはマーチングと言えるのか?とか思う人もいるみたいですが、個人的にDCIで一番好きなチームですね!

 

コーツのおすすめ動画はこちら

 

The Caverliers

最後はこちら。緑の衣装に黒のハットがトレードマーク、「紳士のチーム」を称するメンズコー、The Caverliersです。一般に「キャビー」と呼ばれます。メンズコーならではの圧倒的運動量と、ドリルの精度の高さが売りで2000年代前半、圧倒的な強さを見せました。その機械のような異様な揃い方から「Green Machine」と呼ばれます。

 

よくあるマーチングバンドは、歩き方に「ストレートレッグ」を採用しますが、このチームは「ベンディング」で歩きます。要するに、膝を曲げて歩くんですね。日本ではほとんど見られず、DCIでも数チームしか使用していません。とても格好いいですよ!

キャビーのおすすめ動画はこちら

 

以上、3チームをご紹介しました。また次回以降、各チームについて紹介する記事を書こうと思います。次回は、DCIでの生活についてまとめます。

DCIって?1

 

こんにちは、タヒです。

 

DCIとは、"Drum Corps International"の略でありマーチング界最高峰の世界大会です。

今回はこのブログの唯一のテーマであるDCIについてお話しします。

 

 目次

  • DCIってどんな大会?
  • 誰が参加するの?
  • どんなチームがあるの?
  • どんな生活を送るの?

 

DCIってどんな大会?

まずは実際に見てみますか!

これは2017年の覇者、The Blue Devilsのショーです。

2017 Blue Devils Victory Run [4K] - YouTube

 

これがDCIです!!っていうのは、嘘ではないのですが、流石にもう少し掘り下げて説明いたします笑

 



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DCIとは、夏にアメリカで開催されるマーチングの大会の総称です。なぜ総称か?というと、各チームが6月から8月までアメリカ全土を巡りつつショーをこなし続け、インディアナポリスで激突するという一連の流れ全てがDCIだからです。

 

上の動画はそのインディアナポリスで優勝が決まった直後のショーですね。

 

参加チーム数は46あり、各チームの1シーズンでのショー回数は30を超えます。サイズも日本が30 m×30 mのフロアを使用するのに対し、DCIではアメフトのコートを使用します。その大きさ、なんと50 yard×100 yard!!流石アメリカ、規模が違いますね。

 

誰が参加するの?



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DCIの規定では、参加できるのは13歳から21歳までの青少年と定められています。この年齢制限は、そもそもDCIが「青少年の健全な育成」を目的に結成したことによります。

 

要するに、暇な人たちが麻薬や犯罪に手を染めないように、熱中できる何かを準備しようということですね。

 

しかし、この規定の他に、各団体で設けられた最低年齢がある場合があります。例えばトップコーとして名高いThe Blue Devilsでは、最低年齢が18歳以上となっています。

 

 

 

また、21歳までと書きましたが、アメリカ国外のプレイヤーにはもう1年チャンスがある場合があります。

 

アメリカは、年度の区切り(日本では4月にあたります)が6月になっているため、6月以降に誕生日を迎える人は1つ下の学年として扱われます。

 

そのため、4月または5月に生まれた人以外は22歳まで参加できる、ということです。これはアメリカ人には無い制度なので、ボーナスイヤーなんて呼ばれます。4,5月生まれの方は、残念でしたとしか...笑

 

 

例を出すと、2019年のDCIに参加できるのは、平成9年6月から平成17年5月までに生まれた人となります。最長で8年も行けるわけですが、実際問題、DCIに行きたい!と13歳の時に思っても高校には通わなければなりませんので、早くとも19歳にならないとチャレンジは出来ませんね笑

 

3つ目以降は次回の記事にまとめます。