DCIって?1
DCIとは、"Drum Corps International"の略でありマーチング界最高峰の世界大会です。
今回はこのブログの唯一のテーマであるDCIについてお話しします。
目次
- DCIってどんな大会?
- 誰が参加するの?
- どんなチームがあるの?
- どんな生活を送るの?
DCIってどんな大会?
まずは実際に見てみますか!
これは2017年の覇者、The Blue Devilsのショーです。
2017 Blue Devils Victory Run [4K] - YouTube
これがDCIです!!っていうのは、嘘ではないのですが、流石にもう少し掘り下げて説明いたします笑
DCIとは、夏にアメリカで開催されるマーチングの大会の総称です。なぜ総称か?というと、各チームが6月から8月までアメリカ全土を巡りつつショーをこなし続け、インディアナポリスで激突するという一連の流れ全てがDCIだからです。
上の動画はそのインディアナポリスで優勝が決まった直後のショーですね。
参加チーム数は46あり、各チームの1シーズンでのショー回数は30を超えます。サイズも日本が30 m×30 mのフロアを使用するのに対し、DCIではアメフトのコートを使用します。その大きさ、なんと50 yard×100 yard!!流石アメリカ、規模が違いますね。
誰が参加するの?
DCIの規定では、参加できるのは13歳から21歳までの青少年と定められています。この年齢制限は、そもそもDCIが「青少年の健全な育成」を目的に結成したことによります。
要するに、暇な人たちが麻薬や犯罪に手を染めないように、熱中できる何かを準備しようということですね。
しかし、この規定の他に、各団体で設けられた最低年齢がある場合があります。例えばトップコーとして名高いThe Blue Devilsでは、最低年齢が18歳以上となっています。
また、21歳までと書きましたが、アメリカ国外のプレイヤーにはもう1年チャンスがある場合があります。
アメリカは、年度の区切り(日本では4月にあたります)が6月になっているため、6月以降に誕生日を迎える人は1つ下の学年として扱われます。
そのため、4月または5月に生まれた人以外は22歳まで参加できる、ということです。これはアメリカ人には無い制度なので、ボーナスイヤーなんて呼ばれます。4,5月生まれの方は、残念でしたとしか...笑
例を出すと、2019年のDCIに参加できるのは、平成9年6月から平成17年5月までに生まれた人となります。最長で8年も行けるわけですが、実際問題、DCIに行きたい!と13歳の時に思っても高校には通わなければなりませんので、早くとも19歳にならないとチャレンジは出来ませんね笑
3つ目以降は次回の記事にまとめます。